安曇野市豊科近代美術館移動展Ⅳ
~年の初めに願いと祈りを込めて~
岸野圭作《あひるのひるね》1973年
安曇野市豊科近代美術館が行う移動展の第4回目は、年初に幕開けです。
幸せに満ちた健やかな一年になることへの願いを込めて、美術館の収蔵品の中から縁起の良さそうなモチーフと、祈りの場面が描かれた作品を選んで展示します。
また、木版画家の小平彩見さん(安曇野市在住)の希望溢れる明るい作品も併せて展示、展示空間に彩りを添えます。
会期:2025年1月11日(土)~2月2日(日)
休館日:1月14日(火)、20日(月)、27日(月)
時間:午前9時~午後9時
会場:安曇野市三郷交流学習センター ゆりのき 展示ギャラリー
会場へのアクセスはGoogleMap利用でこちら
入場無料
【関連ワークショップ】
☆新春祈願 あなたの願い事をアート作品に!
2025年1月11日(土)~1月19日(日) 参加費無料 申し込み不要
会期前半の上記期間中に、皆様の願い事を、会場内に設置した箱にお寄せください。
木版画家の小平彩見さんが、それらをインスタレーション作品に作り込み、会期後半以降は会場内に設置します。
19日(午前10時~午後3時)には、小平さんと飛び入り参加者が、一緒に会場内で公開制作をします。
移動展Ⅲ 近美いろいろコレクション展
美術館が収蔵する洋画や日本画、立体など、様々な作品を展示します。
会期:2024年11月19日(火)~12月4日(水)9:00~17:00(最終入場16:40)
※月曜休館
会場:安曇野市豊科交流学習センター きぼう 多目的交流ホール(安曇野市豊科5609-3)
入場無料 ※関連イベントの音楽会のみ有料
【関連イベント】
★移動展だよ!カジュアルギャラリートーク【終了】
学芸員と作品をみながらお話ししましょう。
日時:2024年11月24日(日)、12月1日(日)の14:00~16:00の間(随時)
対象:一般
定員:なし
申込み:不要
★アートな夜の音楽会【終了】
アコーディオンやピアノ、バイオリンなどの演奏と歌で、秋の夜長をお楽しみください。
日時:2024年11月29日(金)18:30~19:30
出演:3日満月(佐藤公哉さんと権頭真由さんのデュオ)
会場:安曇野市豊科交流学習センター きぼう 多目的交流ホール
料金:500円(中学生以下無料)
定員:40名(先着)
申込み:10月29日(火)から美術館仮設事務所へ電話(0263-73-5638)で
演奏予定曲:故郷の空(スコットランド民謡)、メトロポリタン美術館(みんなのうた)、組曲「展覧会の絵」よりプロムナード、マイ・フェイバリット・シングス(「サウンド・オブ・ミュージック」より)、ジュトゥヴゥ(サティ)、天神囃子(新潟の祝い唄)、紅葉(唱歌)、オリジナル曲など
★びじゅつかんのおはなし会【終了】
図書館司書による絵や色をテーマにしたおはなし会です。
学芸員の簡単な説明もあります。
日時:2024年11月23日(土・祝)11:00~11:40頃
会場:安曇野市豊科交流学習センター きぼう 多目的交流ホール
対象:幼児から(親子でも楽しめます)
定員:なし(参加無料)
申込み:不要
移動展Ⅱ
「小林邦展―純粋な線の軌跡―」
会期:9月20日(金)~10月20日(日)
午前9時~午後9時(※月曜日及び祝日の翌平日休館)
※一部展示替えのため10/6(日)13:00~15:00は休室します。
独特の線描や原色を用いた画面構成で身近な風景や物を描く小林邦のデッサンを中心に、油彩画やスケッチブックなどから「風景」「人」「動物・植物」と3つのテーマに分けて紹介します。あわせて関連作家の作品も展示します。
会場へのアクセスはGoogleMap利用でこちら
入場無料
【関連イベント】
【終了】ワークショップ
クレヨンで自分だけの色をつくろう!
クレヨンを重ねて塗り、自分だけのオリジナルの色を作ります。希望者は会期中作品を会場に飾ります。
日時:10月6日(日)9:30~12:00
会場:三郷交流学習センター 「ゆりのき」 学習室1
対象:小学生~大人
講師:小澤和子さん(hontoのmanabi)
参加費:300円
持ち物:好きな色のクレヨンまたはクレパス(お持ちの方)
定員:12名(先着)
申込:美術館に電話
【終了】ギャラリートーク
小林邦のデッサン、スケッチなどの資料を見ながら、作品についてお話します。
お気軽にご参加ください。
日時:9月20日(金)、10月5日(土)午前10時~正午の間随時(10~20分間位)
会場:三郷交流学習センター 「ゆりのき」展示ギャラリー
参加費無料・申し込み不要
安曇野市豊科近代美術館移動展Ⅰ
髙山晃-追憶の情景-
会期:2024年7月27日(土)~9月1日(日)
休館日:月曜日、祝祭日の翌日
時間:午前9時~午後4時
会場:安曇野市三郷交流学習センター ゆりのき 展示ギャラリー
入場無料
安曇野市豊科近代美術館が行う移動展の第一弾として、収蔵郷土作家のひとり、髙山晃(1931-2018)を紹介します。
髙山晃は、1931(昭和6)年、南安曇郡三郷村明盛に文房具店を営む家の長男として生まれました。松本県ヶ丘高校在学中に《風景》が第1回中信美術展に入選すると、以降毎年出品を続けます。また、翌々年には《静物》が第3回長野県展に初入選、第4回展では《うらぐち》が最高賞の信州美術会賞を、国画会展では《母と子》が入選するなど、受賞を重ねました
10代で華々しく信州画壇に登場すると、やがて自身の道を志すべく、上京して3年間を上野にある美術研究所でデッサンを学び、その後は武蔵野美術学校西洋画科(現・武蔵野美術大学)に進学します。在学中は、自由美術展や読売アンデパンダン展などに出品を試みながら、個展や郷里の公募展へも出品を続けました。多感な時代を東京で過ごし、見聞を広げた髙山は美術学校卒業後に転機を迎え、1959(昭和34)年、家業を継ぐために帰郷します。
以降は、地元に腰を据え、主に中信美術展や県展へ出品を重ね、個展を精力的に開催、自らの美術研究所を立ち上げるなど、後進の指導にもあたりました。
髙山は一貫して、母と子、老人と孫、鳥や花など、“ありふれた何気ないもの”にモチーフを求め、黒を基調とした色彩と単純化した形象で、どこか懐かしい情景を描き出します。その作品からは、自分の育った、暮らしている地元を愛し、大切にしてきた様子が伺えます。本展では、当館所蔵作品によりその画業と人物像を展観します。
会場へのアクセスはGoogleMap利用でこちら
【会期中の催し in ゆりのき展示ギャラリー】 いずれも参加無料
☆ナイトミュージアム「ねらわれた絵画と七つの謎」
8月11日(日・祝) 午後5時~8時
展示された絵画を観ながら、ワークシートに書かれたクイズの答えを探し出そう!周辺では夏まつりが開催中です。お出かけのついでにお立ち寄りください。
☆対話型鑑賞会 ~おしゃべりタイム「きて、みて、かんじて!アートが育む心の栄養素」
毎週火・金曜日 午前10時30分~正午 / 午後1時~2時
美術館職員が、来場者と一緒に同じ絵を観ながらおしゃべりを楽しみます。上記ご都合のいい時間帯にお出かけください。